※以下、
スイス政府観光局より引用(2004年12月現在)
■国名
国語が4つあるスイスでは国の名前をドイツ語でSchweiz(シュヴァイツ)、フランス語でSuisse(スイス)、イタリア語でSvizzera(シュヴィツェーラ)、ロマンシュ語でSvizra(シュヴィズラ)と呼びますが、どこか一つの言語を採用することはできないので、正式名称はラテン語でConfoederatio Helvetica(コンフェデラチオ・ヘルヴェティカ*)としています。このラテン語表記の略称であるCHは自動車のナンバープレートや通貨の単位、切手など国名の標識としてよく見かけます。
*ヘルヴェティアの連合という意味で、古代ローマ時代にスイスに住んでいたケルト部族のヘルヴェティア族に由来しています。
■地理・国土
九州とほぼ同じくらいの面積に高低差が4,441mもある地形はバリエーション豊かな美しい風景をつくりだしています。ヨーロッパの屋根といわれるアルプス山脈とジュラ山脈が国土の約70%を占めており、迫力ある名峰の数々や雄大に広がる氷河、のどかな牧草地などはスイスを代表する風景。
また、清らかな水の恵み豊かなスイスでは各地に点在する美しい河川や湖も特徴のひとつ。氷河や山から生まれた水はライン河、ローヌ河、ポー河、アディジェ河、イン河を経てドナウ河など、ヨーロッパを代表する河を形成し、やがて北海、黒海、地中海へと流れていきます。
■言語
スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語という4つの国語が認められています。2カ国語や3カ国語を使う州もありますが、全てのスイス人が4カ国語を話せるわけではなく、地域によって言語圏が分かれています。ドイツ語といっても標準ドイツ語と異なる語彙をもつスイスドイツ語が使われており、地方によって方言の種類も多いためかなり複雑です。母語のほかに英語ともう一つの国語を理解できるというパターンが主流で、英語がほとんどの場所で通じます。各地の標識や案内文などは常に3〜5カ国語などで併記されていますが、結局は同じ内容が異なる言語で書いてあるだけなので自分の読める言語の所だけ読めばOKです。
■スイスの四季 Season
世界に名だたるアルプスの名峰や、宝石のように美しい湖、雄大な氷河など、感動的な大自然で有名なスイス。しかしスイスの真の姿はそれだけにとどまりません。ケルト民族が暮らした先史時代から現在まで、ヨーロッパの交差点として育まれた豊かな文化と歴史遺産。個性的な民家の建築や最新の近代建築、世界に誇る美術館、博物館のコレクションなど。まだまだ知られていない見どころにあふれています。四季折々に異なる表情をもち、多様な楽しみ方があることも奥深い魅力のひとつです。
・冬 (12月〜2月)
太陽がサンサンと輝き、雪がきらめく白銀の世界。とくに1年で最も美しく雪化粧した山のピークは絶景です。スキーヤーは優雅なターンをきめ、ハイカーは目の前に広がるパノラマの景色や静かな森の散策を楽しんでいます。スノーボーダーは雪の斜面をダンスするように滑り降り、あちこちからソリで遊ぶ親子の笑い声が聞こえてきます。ウインタースポーツや雪景色を満喫した後は、最新設備の温泉スパでリラックスしたり、暖かな暖炉の前で語り合ったりと、ゆったりと滞在を楽しめるのも大きな魅力。冬のスイスの楽しみは尽きる事がありません。
・春 (3月〜5月)
山の上にまだ雪が残る頃、緑は芽吹き、雪解けの水で川や滝が美しくきらめきだします。麓の村や街におだやかな風がふきぬけ、待ちにまった春の到来を告げています。南の地方や湖畔の街などの春は早く、ティチーノ地方で3月にカメリア(椿)の祭りが開かれるのをはじめ、レマン湖地方では4月から6月にかけてチューリップ、ナルシス、アイリスなどの花が次々と見ごろを迎えます。ベルンでも5月のゼラニウム市をかわきりにバルコニーが色とりどりの花で飾られ、街がいっそう華やいできます。またアルプスの牧草地では、夏の放牧を前に、素朴な野の花々が一面に広がっています。
・夏(6月〜8月)
強い陽ざしのもと、アルプスの山々が活気にあふれるシーズン。山の上へ上へ草を求め登っていく牛たちや、山と共に暮らす牧童、観光客などでにぎわっています。自然を愛する旅行者たちが山頂付近でのハイキングや峠越え、可憐な高山植物観察を楽しみます。また、夏のスイスはアドベンチャーワールド。アルプスを眺めながらのゴルフや、湖ではヨットやウィンドサーフィンなどの水上スポーツ、川ではラフティングやカヌー、氷河のトレッキングなど、さまざまなアクティビティにチャレンジしてみましょう。
・秋( 9月〜11月)
スイス各地が色づく季節です。特徴ある気象環境から樹木の種類が多いスイスでは、さまざまな木々の黄葉、紅葉が楽しめます。また、湖畔沿いの丘陵や山の斜面に段々につくられた、スイスのブドウ畑は、黄金色に輝くモザイク模様を描き出し旅行者の目を喜ばせてくれます。各地で収穫を祝う祭りも開催されているので、ワインのテイスティングと散策を楽しんでみましょう。また秋はグルメの季節でもあります。夏につくった新チーズとともに味わうワインは格別。9〜11月は開猟期となるためジビエ(猟肉)料理も各地で味わえます。