※以下、
ペルー観光情報サイトより引用(2004年12月現在)
■マチュピチュの歴史保護区
複合遺産(文化、自然の両者の価値を兼ね備えた遺産)1983年12月9日登録
尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280mの頂上にあるマチュピチュ。マチュピチュとは老いた峰を意味します。山裾からはその存在を確認できないことから“空中都市”とも呼ばれるこの遺跡は、スペイン人から逃れるために、あるいは復讐の作戦を練るために、インカの人々が作った秘密都市だったともいわれている。 マチュピチュの総面積は5平方km、その約半分の斜面には段々畑が広がり、西の市街区は神殿や宮殿、居住区などに分かれ、周囲は城壁で固められている。16世紀半ば、インカの人々は高度な文明が栄えたマチュピチュを残し、さらに奥地へと消えてしまう。その後400年以上にわたって人の目に触れることなく、1911年にアメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムが初めて見た時には、草に覆われた廃虚となっていた。マチュピチュにまつわる多くの謎は、未だに解明されていない。
■クスコ
文化遺産1983年12月9日登録 インカ帝国の中心地として栄えた太陽の都
クスコは11〜12世紀頃に建設され、太陽神を崇拝するインカ帝国の都として栄えた。ケチュア語で「ヘソ」を意味するこの都市には、帝国内のあらゆる地方から人々が集まり、まさに世界の中心地とされていた。 しかし、16世紀になるとスペイン人の征服がクスコにも及び、インカ帝国は一瞬にして崩壊する。征服者たちは、太陽の象徴である黄金で彩られた神殿や宮殿を破壊し、金銀を手当たりしだい略奪してインカが築いた精巧な礎石の上にスペイン風の教会を建設していった。 インカ時代の美しく精巧な石組みと、スペインのコロニアルな建築物が融合したクスコには独特な雰囲気が漂う。
■ワスカラン国立公園
自然遺産1985年登録 氷河と氷河湖、高山植物の美しい国立公園
アンデス山脈第2の高峰で、ペルー最高峰のワスカラン6768mをいただく国立公園。1977年に生物圏保護区に指定、1985年に世界遺産に登録された。高度によって多彩な動植物層が見られる。
周辺には30の氷河と100を越える氷河湖があり、標高5000m以上の場所にあるパスタルリ氷河やヤンガヌコ湖が有名。白い氷河とエメラルドグリーンの湖水、高山植物の緑が非常に美しい。
観光の基地となるワラスからバスツアーが出ているほか、トレッキングや登山も盛ん。
■チャビン遺跡
文化遺産 1985年登録 インカ帝国に破れたチムー王国時代の首都
紀元前1000年頃に造られたチャビン文化の遺跡。神殿は新神殿と旧神殿からなり、旧神殿の地下回廊にはランソンと呼ばれる高さ約4.5mもの石塔の主神体がある。回廊からは祭祀土器などの奉納品が大量に発見されている。チャビン文化は中部山岳地帯を中核に、紀元前1500年〜前1300年に始まり、紀元前400年〜前200年頃には滅びたと考えられている。宗教性の強い文化で、アンデス文明の母体であるとされる。チャビン遺跡はその集大成といわれる。 1996年の在ペルー日本大使公邸人質事件の際に、軍が地下を掘り進み、武力突入の作戦名としたのが「チャビン・デ・ワンダル」(神殿名)だった。
■ナスカとフマナの地上絵
文化遺産 1994年12月17日登録 古代ナスカの人々が残した巨大な遺産
果てしなく続くペルー南部の乾燥地帯に描かれた謎の地上絵。紀元後、約800年にわたって栄えたナスカ文化の時代に描かれたこれらの絵は、直線や幾何学図形、動物、魚、虫、植物などさまざま。上空からでなければ分からないほどの巨大な絵を残した理由は、未だに解明されていない。 ナスカ文化は地上絵に見られるように、高度な技術と豊かな絵心を持った人たちがたくさんいたと考えられる。その証拠に、ナスカの織物はプレ・インカ文化のなかでもとりわけ美しく、土器に描かれた抽象画ひとつとっても、ナスカ時代ならではのものが多い。